
軟式から硬式に切り替えた・・・
硬式から軟式に切り替えた・・・
そんな時に気になるのが「投げ方に違いってあるのか?」ということ!!
軟式よりも硬式の方が肩を壊しやすく、
プロの選手も硬式ボールを投げすぎて肩を壊すという噂話は良く聞くことです!
ただ、それは実際には真実ではなく、
ボールを投げるフォームや身体のバランスを壊してしまうが故に起きるケースの方が多いと言えます・・・。
正しい知識を持っていた方が、軟式/硬式の野球ボールを投げる際に困ることは減るでしょう。

そこで今回は、硬式と軟式の投げ方の違いに関してご説明していきたいと思います^^
私も中学卒業まで軟式
高校3年間は硬式
社会人になってからは軟式
と、いう具合に変わっています。
硬式も軟式も投げ方に大きな差は無い
まず始めに、軟式と硬式での投げ方の違いには大きな差はありません!!
少し意外に思われるかもしれませんが、ほとんど差はありません。
ただ、高校球児がプロの世界に入ってから怪我をしたニュースであったり、
プロ野球選手がメジャーに移籍してから肩や肘を壊すといった記事を読むと、
硬式ボールの方が肩への負担は大きいと思われがちです!!
もちろん、ボールの質量の重い硬式の方が投げ続けると蓄積疲労となりますので、
『肩を壊してしまう』という事にも繋がりかねません。
この点は、高校生が練習量に対して身体が成熟していないが故に酷使しすぎた結果故障してしまったり、
プロの選手が「仕事」として取り組んでいる野球だからこそ、
無理に使いすぎるなどの原因が多くあり『投げ方』という観点とは若干異なります。
また、他の例としては、メジャーのバッターに立ち向かう為に過度な筋肉を付けたが故に、
筋肉や腱が身体全体のバランスを支えきれずに壊してしまったり、
投球後の休息期間が短いが故に回復が遅れて、
過剰な負荷に身体が耐えきれずに故障を引き起こすなどが考えられます。
これは、実際には『投げ方』という部分ではなく、
疲労回復の期間やトレーニング過剰という理由に依るものです!!
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硬式と軟式で差が出るのはどんな部分?

それでは、軟式と硬式で投げる上での差はどのような部分にあるのか?
一番変わる部分は「ボールのスピード」と「変化球」の曲がり具合です!!
ボールのスピードは、硬式の方が球速が出ます!
ですので、速球のスピードをあげたい!と思っている方は、
もしかしたら軟式よりも硬式をやってみると良いかもしれません^^
また、変化球の曲がり具合というよりかは、
曲がりの質という部分では硬式の方が優れていると言えます!
軟式の場合は、ボールの中が真空状態なので、
空気の抵抗を受けて、ボールが変形しやすくなっています。
そのため、想定外の変化を生んでしまい、
思っているボールとは異なる変化になることもあります。
その反対に硬式の方が空気抵抗を受けづらいので、
その分、想定している変化になりやすいという特徴があります!!
この点は、自分のボールの握りと変化をしっかりと身体に染み込ませて、

どのような変化を生み出したいかという観点でボールを操っていきましょう^^
良いピッチャーになるために
良い投手になるためには、スピードボールが投げられるということもありますが、
やはり制球力があるピッチャーの方が試合においては計算がたちます。
ですので、やはりボールをしっかりとコントロール出来る状態を常に作らねばなりません。
だからこそ、硬式と軟式どちらのボールを投げるにせよ、
それぞれの特徴と変化の質を理解して、
うまくコントロールをして行けると良いでしょう^^
まとめ
軟式ボールと硬式ボールでは、投げ方自体にはそれほど変わりがないが、
やはり故障してしまう可能性が高いのは硬式ボールのようですね!!!
今は、ボーイズ(中学生から硬式ボール使用)などの道に進む選手が多数ですので、

体が十分に出来上がっていない状態での
過度の練習(投げ込み/投げすぎ)には十分注意しておきましょう!!!
軟式と硬式では投げ方はありませんが、
意外にも打ち方には結構な違いがあるみたいなので、
詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください^^
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